アラブニュース
ウラジーミル・プーチン大統領は、第31回アラブ連盟首脳会議に参加する各国の元首及び首相らに向けたメッセージの中で、ロシア政府はアラブ連盟及び全ての加盟国との関係を強化する考えを示した。
2022年11月1日火曜、国営タス通信は、プーチン大統領のメッセージは地域と世界の安全保障の強化に重点を置いたものだと報じた。
メッセージの中で「我々はシリアやリビアの危機、イエメンやイスラル・パレスチナ間の紛争など、中東及び北アフリカが直面する軍事的、政治的問題は、世界的に認められた国際法に基づいて解決されるべきだと信じている。」と述べた。
この発言は、国家の主権と領土の保全を尊重することを求めたものだ。
中東及び北アフリカの国々が果たす役割は、ますます大きなものになっている、とプーチン大統領は言う。
「国際情勢の改善や、現代における脅威や挑戦に対抗するという課題は、間違いなく、協調的な集団的努力の必要性を高め、アラブ連盟のような代表機関の重要性を著しく高める」と述べた。
ロシアとアラブ諸国との協力関係が世界平和と安定を確かなものとすると、プーチン大統領は強調した。
第31回アラブ連盟首脳会議は、2022年11月1日火曜日、アルジェリアの首都アルジェで開幕する。
会議では、イエメンやリビア、シリア情勢、パレスチナ問題などの地域問題、また、食糧安全保障の確保やアラブ諸国間の関係強化などが話し合われる。