
エルサレム:イスラエル軍は、国境を越えて掘られたトンネルを破壊した作戦から1年経った日曜日、レバノンとの国境沿いに接地センサーを設置するために掘削を開始すると発表。
報道官であるジョナサン・コンリカス中佐は記者団に対し、「防衛システムを国境沿いの地下のさまざまな場所に配備している」と語った。
同氏によると、イスラエルのキブツの町ミスガブ・アムで日曜日に作業が開始され、新しいノイズ検出技術が配備されるとのことだ。
この動きは、イスラエルがレバノンのシーア派組織ヒズボラがトンネルを掘ったとし、数週間にわたるトンネル破壊作戦を終わらせた1年後に起きたものだ。
国連平和維持軍が配備されている国境に沿う「北の盾」と呼ばれた作戦で、少なくとも6つのトンネルが発見された。
コンリカス氏は、この掘削は「新しい情報とは無関係」であり、すべての軍事活動は国境のイスラエル側で行われるだろうと述べた。
ミスガブ・アムでの作業は、国境の他の区域に沿ってセンサーが設置されるまでに数週間かかると予想されている。
「私たちの活動はレバノン側に見られる可能性があり、聞かれることはほぼ確実だと分かっています」とコンリカス氏は語った。
イスラエルは、2000年イスラエルがレバノン南部からの撤退した際、国連によって画定された「ブルーライン」をパトロールする国連レバノン暫定軍に通知を行った。
レバノンとイスラエルは、厳密にはまだ戦争状態にある。
2006年に起きたイスラエルとヒズボラの間の1か月にわたる紛争により、1200人以上のレバノン人(そのうちほとんどが民間人)、160人以上のイスラエル人(そのうちほとんどが兵士)が死亡した。
AFP