パキスタン、カラチ: 警察によると、パキスタンに滞在していた日本人5人は、自爆テロに巻き込まれた車両から無事脱出した。
政府を転覆させ、厳格なイスラム支配を確立しようとするイスラム過激派は、ここ数年、パキスタンで最も血なまぐさい攻撃を仕掛けており、中国人を含む外国人を標的にした分離主義グループもある。
しかし、日本人に対するまれな襲撃事件の責任を直ちに主張する過激派グループはなく、パキスタン当局は彼らを港湾都市にある輸出加工地帯の管理で働く技術者だと特定した。
バローチ報道官は、日本人は警察の保護下で安全な場所に移されたが、傍観者と警備員が負傷したと述べた。
「近くにいた警察の機動隊が襲撃者に素早く対応し、外国人客の警備員もすぐに対応しました」とバローチ氏は付け加えた。
東京では、林芳正官房長官が記者会見し、日本人1人の負傷が確認され、政府はパキスタンにいる他の国民に危険性を指摘し、詳細を確認していると述べた。
パキスタンの対テロ当局者ラジャ・ウマル・カタバ氏は記者団に、オートバイに乗った2人組のうちの1人が、車が減速すると同時に体に縛り付けた爆発物を作動させたが、標的を攻撃することはできなかったと語った。
そのため共犯者が車両に向けて発砲した。
「彼は15発か16発撃ったようです」とカタバ氏は述べ、外国人と一緒にいた民間の警備員と近くにいた警察のパトロールが応戦し、2人目の攻撃者を殺害したと付け加えた。
この男たちは、襲撃の前にしばらくの間、日本人グループの車両を尾行していたとのことで、当局は、彼らが襲撃のターゲットと場所を特定するために偵察を行ったと疑っている。
シェバズ・シャリフ首相はこのテロを非難し、人命救助のための警察のタイムリーな行動を称賛した。
ロイター