アラブニュース
アンマン: ヨルダンのキング・アブドッラー運河がドイツのKfW開発銀行からの1億1500万ユーロ(約1億1200万ドル)の融資を受け、改修する運びとなったとヨルダン通信が報じた。
この契約は月曜日にヨルダンのモハンマド・ナッジャール水・灌漑大臣とKfWアンマン事務所ディレクターのマーク・シュウィエテ氏によって締結された。
この融資は運河の北部65kmにある気候保護プロジェクトの3区間に充てられる。これにより、年間約1,000万立方メートルの水を30万人に送り出し、同時に水の損失とエネルギーコストの削減を実現する。
また、本プロジェクトは複数地域や、ヨルダン渓谷の灌漑用水にも水を供給する計画だ。
ナッジャール大臣はヨルダンの水・灌漑省が「例外的な状況と増大する課題を鑑みて」水道サービスの効率を高めるための新規プロジェクトに追加資金を求めていると述べた。
同省は以前にも同国の灌漑資源は1人当たり年間約90立方メートルで、国際的な基準である500立方メートルを下回っていると発表していた。