
ローマ:「強いイラクなしに」中東の安定はあり得ない、イタリアのジョルジャ・メローニ首相がイラク訪問中に発言した。
イタリア初の女性首相となったメローニ氏がイラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相とバグダッドで行われた会談の際に発言した。今回のイラク訪問は、メローニ氏が10月に就任して以来、欧州外で行う初めての二国間会談となった。
メローニ氏は次のように述べた。「イラクは安全保障と政治的安定の面で新たな一歩を踏み出した国であり、我々はイラクの再建について楽観的な見方をしています。
イタリアはあらゆる点で、イラク支援の最前線に立ってきました。強いイラクなしに、中東の安定はあり得ません」
イラクのアブドルラティフ・ラシド大統領、モハメド・ハルブス議会議長とも会談を行ったメローニ氏は、イラクを「イタリアの友人であり、最近の組閣実現により民主主義への信念を示した国」と形容した。
イタリア首相官邸の情報筋がアラブニュースに語ったところでは、メローニ氏とアル・スダニ首相の会談では、両国間のさらなる貿易関係と農業・健康関連分野での協力の進展が主な議題となった。
アル・スダニ首相はまた、イタリアが対ダーイシュ国際連合で果たした役割に謝意を表し、イラクは「イタリアおよびすべてのEU加盟国との間での協力関係と投資を活発化させる」ことを強く望むと述べた。
「我が国はイタリアに、石油や天然ガスなど、必要なものを供給する用意があります」とアル・スダニ氏は付け加えた。
メローニ首相はイラク政府が下した、クリスマスを国の祝日とする決定を称えた。「これは、宗教の自由を尊重するという重要な徴であると考えています」
イラクの首都で過ごした間、メローニ氏はNATOのミッション(現在イタリア軍が率いており、ジョバンニ・マリア・イアヌッチ大将の指揮下にある)でバグダッドに配備されたイタリア軍の代表を訪問し、クリスマスを祝った。