
カーミシュリー: ダーイシュグループによる刑務所へのすさまじい攻撃を撃退した翌日の火曜日、過激派の再攻撃を恐れ、クルド人部隊は非常に警戒していると広報担当者は伝えた。
以前ダーイシュ戦闘部隊の北シリアの事実上の首都だった、ラッカの現当局は、武装ギャングによる、仲間の戦闘員を収容する刑務所近くの安全保障施設への襲撃が起きた後の月曜日、非常事態を宣言した。
6人のクルド人治安部隊のメンバーと1人の戦闘員が死亡した。
クルド人主体の、シリア民主軍(SDF)の広報担当者ファルハード・シャミ氏は、「非常事態宣言」を行い治安部隊が地帯を掃討していると伝えた。
シリア北部の都市ラッカ、ハサカ、カーミシュリーを列挙しながら「年末の祭日の間にダーイシュが攻撃を行う可能性について、わたしたちは情報を得ている」と彼は語った。
シャミ氏は、10月に前のリーダーが殺された後を引き継いだ、新しいダーイシュのリーダーが、グループの存在を主張したがっていると説明した。
SDFの司令官マズルム・アブディは、攻撃の後、「テロリストの小組織」が「危険な計画を準備している」と警鐘を鳴らしていた。
月曜日の失敗した攻撃は、何百人もの戦闘員を収容する軍諜報機関の刑務所を含む、クルド人の安全保障施設を狙っていたと、シリア人権監視団の戦争監視者は伝えた。
ダーイシュは、「ムスリムの囚人」と、クルド政府によるアルホル難民キャンプに住む、戦闘員の女性の親戚について、2人の戦闘員が報復を成し遂げたと言いながら、攻撃への関与を主張した。
アルホルは5万人以上が居住する、2019年のSDFによる、わずかに残されたダーイシュのシリア領地から戦闘部隊を追放した、戦いの後に逃げ出した人々の最大の避難者キャンプである。
ダーイシュ部隊が、クルド人が統制する街ハサカにあるグゥアイラン刑務所を攻撃した、1月の今年最大の攻撃を仕掛けて以来、それは最も重大な刑務所への戦闘員の襲撃だった。
ラッカの住民は、何年もの戦争後今なお、ダーイシュが再び表舞台に出ることを望むと心配し怯えている。
ラッカ出身の活動家、オサマ・アル・ハラフ氏は、戦闘員が警備が厳重な施設に侵攻したため、住民はダーイシュの再来に対する「恐怖状態で暮らして」いると話した。
報復の恐怖から匿名希望の、アブダラ、35才は「ダーイシュは決して彼らの存在を私たちから忘れさせようとしない、彼らは再来し恐怖とパニックを起こすことを望んでいる」と話した。
「わたしたちは戦争に疲弊している、爆撃や殺人の恐怖の下でこれ以上暮らすことはできない、私たちは平和を望んでいる。」
AFP