
英国首相の報道官は、われわれは、英国・イランの二重国籍者の報告に関する更なる情報をイラン当局から緊急に求めていると述べた。
(ロンドン)英国政府は水曜日、英国と繋がりのある7名の逮捕に続いて、二重国籍者を拘束することを止めるようイラン政府に要請し、このような行為を「外交上の武器」を得るために使うべできはないと述べた。
国営メディアが発表した声明によると、イラン革命防衛隊は、日曜日に国外脱出を試みたとして、7名を反政府抗議に関連して逮捕した。その7名の内、数名は二重国籍者である。
「われわれは、英国・イランの二重国籍者の報告に関する更なる情報をイラン当局から緊急に求めている」と、リシ・スナク英国首相報道官はロイターに伝えた。
「英国民が外交上の武器として利用されることを、われわれは決して認めないと既に述べており、イラン政府が英国や他国の人々を不当に拘束する行為を止めるよう強く要請する」とも述べた。
イスラムの厳格な女性の服装規定によると「不適当な服装」をしていたとして逮捕された、22歳のクルド系イラン人マフサ・アミニさんが拘留中に亡くなったことによって引き起こされた騒動が、報道されている逮捕につながった。
この抗議行動は、1979年の革命以来、イスラム教シーア派が統治しているイスラム共和国に対する最も大きな挑戦の一つであった。
英国の最大野党である労働党は、イランの抗議行動の弾圧に関与した組織や人々に対する新たな制裁を求めた。
「より良い未来を求めている、勇敢なイランの抗議者に対して行われている殺害や弾圧は恐るべきことだ」と、労働党の外交スポークスマン、デビッド・ラミー氏は述べた。
「何のおとがめもないことを終わらせなければならない」とも述べた。
今後のイランに対する制裁について尋ねられると、英国政府外交報道官は、「政府はすでに40名以上のイラン政府関係者と、いわゆる「道徳警察」全体に対して人権制裁を加えている」と答えた。
さらに、「自国民に衝撃的な暴力をふるったことに対して、イランの責任を問うことをわれわれは続けていく」と報道官は述べた。
ロイター