
アラブニュース
ベイルート:シリア東部で30日、過激派によるロケット攻撃があり、石油産業の従業員が乗ったバスが標的となり、少なくとも10人が死亡したと政府が発表した。北部では、シリアのクルド人主導の部隊が、ダーイシュグループの潜伏組織に対する作戦で戦闘員52人を逮捕したと発表した。
シリアの石油省によると、ロケット弾はデリゾール県東部のアルタイムガス田に着弾した。
現時点で犯行声明は出ていないが、英国に拠点を置く反体制派の戦争監視団体 「シリア人権監視団」 は、ISが犯行に関与したとしている。
同監視団はまた、ロケット攻撃による死者がさらに増え、少なくとも12人の作業員が死亡したと発表した。
また30日には、米国が支援するクルド人主導のシリア民主軍が、伝えられるところによると大晦日に計画されていた攻撃を阻止したと表明した。
シリア民主軍の発表によると、ISの戦闘員たちは住宅地や農場に潜伏していた。
数年に及ぶ米国の支援を受けたこの作戦は、イラクとシリアにおける武装勢力の領土支配を粉砕することに成功したが、ISの戦闘員たちは潜伏組織を維持し、ここ数か月で多数のイラク人とシリア人を殺害する攻撃を行っている。
29日、シリアのクルド人主導の部隊は、ISの攻撃の急増を理由に、「アルジャジーラ・サンダーボルト作戦」はアルホルとその近くのテルハミス地域の潜伏部隊を標的にすることを目標としていると述べ、作戦を発表した。
2011年以来、シリアは地域や世界の大国を巻き込んだ血なまぐさい内戦に陥っている。
シリアのバッシャール・アサド大統領は国土をほぼ取り戻したが、北部の一部は依然として反政府勢力や、トルコやシリアのクルド人勢力の支配下にある。
また、シリアに駐留する約900人の米軍は、クルド人主導の部隊によるISとの戦いを支援しており、主にクルド人支配下のシリア北東部の一部で、ISの武装勢力を頻繁に標的にしてきた。
米中央軍(CENTCOM)は29日、2022年にシリアとイラクでISに対し、主にクルド人主導の部隊と協力して約313件の作戦を実施したと発表した。
CENTCOMの声明によると、シリアではダーイシュグループの戦闘員215人が逮捕され、466人が殺害された。