シリア・カミシュリ:クルド人主導のシリア民主軍(SDF)は金曜日、過激派組織ダーイシュに対する8日間の作戦で、「テロリスト」100人以上を逮捕したと発表した。
SDFの各部隊は先週、アルジャジーラ・サンダーボルト作戦と称する掃討作戦を開始した。
ダーイシュは以前、かつてシリア国内に置いていた拠点であるラッカの刑務所から収容メンバーを解放しようと試みたが、SDFによって阻止された。
NATO加盟国であるトルコがクルド人の勢力圏に対する新たな越境攻撃を開始すると脅し続ける中、在シリア・クルド人は、ダーイシュに対する西側のキャンペーンにおけるパートナーとしての自らの価値を示そうとしている。
SDFは声明で「掃討・急襲作戦の間に、我が軍は指名手配中のテロリストと犯罪者合計154人を逮捕した」と述べている。
また、逮捕者の中には、ダーイシュのメンバーとして疑われている102人と、後方支援やプロパガンダを提供した疑いのある27人が含まれているとしている。
シリア民主軍(SDF)は、シリア東部の55の村、農場、そして「シリア・イラク間の国境周辺地域で広範にわたって」掃討作戦を実施した。
SDFは、作戦が米国主導の連合軍と共同で行われたとしているが、連合軍からの確証は直ちに得られなかった。
声明では、年末年始の休暇シーズンにおけるクルド人勢力圏の主要都市であるハサカとカミシュリへの攻撃は、作戦によって防がれたとしている。
先週に阻止されたラッカでの襲撃・脱獄計画は、ダーイシュのシリア国内での活動としては、同過激派組織が昨年1月にハサカのグワラン刑務所での襲撃・脱獄に成功して以来、最も重大ものだった。
収監されていた数十人の構成員が逃亡し、その後の武力衝突で数百人が死亡した。
先週行われた掃討作戦で拘束された容疑者のうち3人は、グワラン刑務所襲撃での使用を目的とした爆弾やその他の装備の提供に関与していたと、SDFは述べている。
ダーイシュには、隣国どうしであるシリアとイラクの広大な地域を掌握し、2014年に「カリフ国家」を宣言した当時の面影はもはや残っていないものの、依然として国境の両側にスリーパーセルのネットワークを誇り、致死的な攻撃を実行する能力を維持している。
シリア東部では先週、ダーイッシュの犯行とされる攻撃で、石油労働者12人とクルド人戦闘員1人が死亡した。
AFP