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獄中のイラン活動家、悪名高きエビン刑務所での拷問や自白強要を報告

イランの著名女性活動家セピデー・コーリアン氏。(Instagram/@sepide_qoliyan)
イランの著名女性活動家セピデー・コーリアン氏。(Instagram/@sepide_qoliyan)
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12 Jan 2023 04:01:29 GMT9
12 Jan 2023 04:01:29 GMT9
  • 自白を導き出すために尋問官が使った暴力的な手段を説明(自白内容はその後国営テレビで放送)
  • カメラの前で性的な体験を告白するように迫られたとも

アラブニュース

ロンドン:著名なイランの女性活動家セピデー・コーリアン氏が悪名高きエビン刑務所の中で書いた書簡の中で、収容者が拷問を受け、自白を強要されている実態を明かした、とBBCが報じた。

コーリアン氏は、イランのフーゼスタン州にある砂糖工場でのストライキと抗議活動を支援して2018年に逮捕され、「国家の安全を脅かした」として有罪となった。

5年の刑期の最中であり、刑務所内で法律を勉強している。

BBCが確認した彼女の書簡では、自分や他の収容者が受けた暴力的な尋問について説明されている。

そうして得られた強制的な自白はその後、国営テレビで放送される。

コーリアン氏は、自分が法律の試験を受けた刑務所の「文化」棟も「拷問・尋問」施設として利用されていると記している。

「試験室には少年や少女がたくさんいて、叫び声や拷問の音が聞こえます」

また、2018年に自身が受けた尋問や自白強要についても詳しく明かしている。女性の尋問官に目隠しをされ、自分のそれまでの性的体験についてカメラの前で話すように要求されたという。コーリアン氏はそれを拒否した。

数時間に渡る尋問の後、同氏は休憩室に連れていってくれるように頼んだ。

女性尋問官は彼女を女性トイレに連れていき、中に押しやってドアに鍵をかけた。

トイレは尋問室の中にあり、拷問されて鞭を打たれる男性の声が聞こえた。

「拷問の音は何時間も続きました。ひょっとしたら1日か、それ以上だったかもしれません。私は時間の感覚を失いました」

トイレから出されると(3日連続の尋問で睡眠時間を奪われていた)、カメラの設置されている部屋へ連れていかれた。

そして、あらかじめ用意されていた原稿を渡された。

「半分意識のない状態で尋問官から原稿を受け取り、カメラの前に座って読みました」。彼女の有罪判決はその告白に基づいて出された。

コーリアン氏は自分を尋問したのはアメネー・サダト・ザビーポアだと述べている。

この人物は、二重国籍者などの収容者の自白を強要し、それを放送したとして昨年11月に米国財務省の制裁を受けた。

ザビーボア氏はコーリアン氏の主張を巡って訴えを起こし、その結果、後者の刑期が8か月延長された。

コーリアン氏は最後に、イランで現在進行中の反体制活動を「革命」と表現し、書簡を締めくくっている。

「収容4年目にして、ついに解放の足音がイラン全土から聞こえてきました」

「今、マリーバーンやイゼ、ラシュト、スィスターン・バルーチェスターンの街中や国全体から聞こえる音は尋問室の音よりも大きい。それは革命の音であり、女性、生命、自由の真の音なのです」と彼女は記している。

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