エルサレム:17日、ヨルダンは、イスラエル大使をアンマンに召喚し、ヨルダン大使がイスラエル警察から不安定な状態にあるイスラエルの首都エルサレムの聖地への立ち入りを拒否されたことに抗議した。
今回の事件は隣国間の緊張を急速に高め、イスラエルの新しい超国家主義的な政府の下で聖地をめぐる緊張感の高まりを反映していた。
ヨルダンの外務省は、イスラエルのガッサン・マジャリ駐イスラエル大使が、イスラム教の第三の聖地であるエルサレム旧市街のアル・アクサーモスクの複合施設への立ち入りを拒否されたと述べた。
特徴的な黄金に輝く岩のドームがある広大な台地に位置するこの場所は、イスラム教徒からハラム・シャリーフ(高貴な聖域)として、ユダヤ教徒からは、ユダヤの中心地、神殿の丘があった場所として崇められている。
神聖な複合施設は、1967 年の中東戦争でイスラエルが東エルサレムの占拠した後、非公式の合意の一環として、ヨルダンの宗教省によって管理されている。 イスラエルは現場の警備を担当している。
イスラエル警察は、同大使が「警察当局からの事前の許可なしに」聖地に訪問したと述べ、外交官を認識していない同複合施設の入口の警官に、突然の訪問について指揮官に通知するよう促した。 対応を仰いでいる間、警官は同大使とヨルダンのワクフの代表アッザム・アル・カティブ氏を拘束した。 大使は待機を拒否し、その場から離れることを決断したと述べた。
インターネット上で広く共有されている映像には、旧市街のアル・アクサーモスクの敷地内にあるライオンズゲートの入り口で、他のイスラム教徒の礼拝者とともにマジャリ氏が写り込んでいる。 動画によると、イスラエルの警察官が同氏の進路を塞ぎ、アラビア語で戻るように叫んでいる。 警官のトランシーバーがパチパチという音を立て、訪問者が警官と口論になる中、アル・カティブ氏は電話に応じている。
AP