
アラブニュース
アンマン:ヨルダンのファイサル・ファイズ上院議長は、国連は未だにイスラエルによるパレスチナ占領をはじめとする紛争や危機を終結させるうえで果たすべき役割を果たすことが「できていない」と述べた。
ヨルダン通信が3日に伝えたところによると、ファイズ上院議長による発言は、国連の役割およびその設立の際に基礎となった目標についての学生向けワークショップにおいてなされたものだ。
同議長は、国連はイスラエルによるパレスチナ占領を終結させることができていないうえ、イスラエル当局がパレスチナ人に対して日常的に行っている犯罪や虐殺に関して何の決定も下すことができていないと述べた。
また、「国連はシリア、イエメン、リビアの紛争や政治的危機を終結させることができない」と続けた。
さらに、地域の紛争を終結させ、地域の人々が自由かつ安全に暮らすことを可能にするうえで、国連がより「効果的な」役割を果たす必要があると指摘した。