
ドバイ: UAE保健省が同国初のコロナウイルス感染者(中国武漢省から帰国した家族)を確認した。国営通信社WAMが29日報じた。
同省によると、患者の容体は安定しており、医療機関で観察中であるという。これは中東において確認された初の感染例となる。
また、UAE政府が保健当局と連携し、世界保健機関(WHO)により承認された科学的な推奨事項、条件、基準に従って必要な対策を講じることも保健省は確認した。
同省は声明で、健康状態は全般的に心配ないと付け加えた。
同省は、UAEの疫学調査センターがウイルスの症例報告に努めていることを強調するとともに、同国の保健システムは非常に効率的に機能しており、状況を注視して全ての人々の健康と安全を保証することを強調した。
一方、日本では29日、ウイルス被害を受けた中国武漢市からの帰国者の第1陣が東京に到着した。206人の退避者のうち4人が咳と発熱を起こし、感染症の治療を専門とする東京の指定病院に運ばれたと伝えられている、とAP通信は報じた。
厚生労働省は、全乗客のウイルス感染を直ちに確認しなかったため、日本で確認された感染者の数は7人となっている。