イスタンブール:イスラエルの緊急支援団体は、12日、スタッフに対する「重大な」安全上の脅威があるため、トルコにおける地震救援活動を中断し、帰国したと発表した。
ユナイテッド・ハッツァラーのグループは11日、カフラマンマラシュの震源地付近で、瓦礫の中から人を救出するトルコ赤新月社の職員を支援するチームの画像をTwitterに投稿した。
しかし12日、同グループは「確認された安全上の脅威」のため、飛行機でイスラエルに緊急帰国したと発表した。
「シリア国境に近いトルコのこの地域にチームを派遣することは、ある程度のリスクがあることは分かっていました」と、同グループのオペレーション担当副代表のドブ・メイゼル氏は語った。
「残念ながら、我々はイスラエルからの派遣団に対する具体的で差し迫った脅威の情報を得たところであり、我々の要員の安全を第一に考えなければなりません。」
ユナイテッド・ハッツァラーは、6日のマグニチュード7.8の地震による影響に対処するため、20人以上の医療関係者を派遣していた。
この地震により、トルコ南東部で3万人近く、シリアで3,500人以上が死亡している。
トルコの治安当局は、略奪などの犯罪の容疑で数十人を逮捕している。
イスラエル人グループの発表は、オーストリア軍とドイツ救助隊の両者が、安全上の懸念から11日に活動を停止することを決定したのに続くものである。
ドイツの団体ISARは、シリア国境沿いでの「様々な派閥間での衝突」や発砲があったという報告を引用した。
AFP