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• 覚書により、リスクの理解、知識の交換、情報共有における協力関係が拡大される

カイロ：アラブ首長国連邦（UAE）のマネーロンダリングとテロ資金対策事務局は、エジプトのマネーロンダリングとテロ資金対策部門と覚書を締結したと、エミレーツ通信社が16日、伝えた。

この覚書は、共通の脅威とリスクに対する両国の対応を強化するために、特にマネーロンダリング対策とテロ資金対策の分野におけるリスクの理解のほか、知識、専門知識、慣行の交換において、UAEとエジプト間の協力関係を拡大することを目的としている。

また、この覚書は研修コース、ワークショップ、セミナー、会合を通じて、国内及び地域の理解を促し、向上させることを目的としている。

UAEのマネーロンダリングとテロ資金対策事務局のハミド・アル・ザアビ事務局長は、次のように述べている。「この覚書の締結は、不正な資金の流れに対抗するための国や地域の取り組みを間違いなく強化してきた、一連の長きにわたる二国間会合と成果の新たな一歩です」

「生産的な会合を主催し、戦術、類型、最新の動向に関する貴重な最新情報を共有してくれたエジプトのパートナーに感謝します」

「覚書の締結は、マネーロンダリング対策、テロ資金調達対策、大量破壊兵器拡散金融対策の分野における知識、経験、専門知識の交換を正式なものとします」

「我々は、金融犯罪との闘いにおける協力関係を強化することにより、国内経済と国際金融システムを保護します」

エジプトのマネーロンダリングとテロ資金対策部門の評議員会議長であるアーメド・ハリル氏は次のように述べている。「我々は過去50年間にわたり緊密な協力関係を築き、昨年10月にはエジプト・UAEの関係樹立50周年を祝いました」

「つまるところ、両国の二国間パートナーシップは共通の利益の追求に基づいています」

「また、覚書はマネーロンダリング対策や関連する前提犯罪対策、テロ資金調達対策、拡散金融対策に関連して、双方の実効性を高めるための法律、監督指導、指導メカニズム、手続きの制定及び改正を含む、二国間会合を通じた経験の共有及びベストプラクティスの交換を奨励する役割を果たすことになるでしょう」

この合意に基づき、覚書の実施を調整するための、両当事者の代表からなる委員会が設立された。