ガザ:ガザ当局者は2日、イスラエルと国境を接する村の廃棄物埋立地で発生した火災を消火するための支援を求めた。火災は何日も続き「環境的大惨事」を引き起こす可能性があると述べた。
夜になると、濃い煙が大きな雲のように空に立ち昇り、ガザ市全体に廃棄物が燃える強いにおいがした。
火災は「まだ確認されていない原因により、ガザ市南東にあるジョホール・アル・ディークの廃棄物埋立地の東部分、分離壁の近くで」発生した、とガザ政府は声明で述べた。
「火災が埋立地全体に広がり、環境的大惨事につながるのではないかと心配している」
地元の消防隊はこの火災に対処する能力がなかった、と付け加えた。当局は国際的な機関に消火の支援を求め、設備を搬入できるようにイスラエルに対して国際的な圧力をかけて封鎖を解除させることも求めた。
イスラム主義ハマス運動が2007 年に人口の密集した沿岸の飛び地を掌握し、人や物の移動を制限して以来、イスラエルは治安上の懸念を理由にガザの封鎖を強化してきた。
パレスチナ人は、軍事目的の可能性のある「デュアルユース」品目とイスラエルが定義するものを含むこれらの制限が、緊急事態に対応する能力を著しく妨げていると述べている。
昨年11月にはガザ地区北部にある難民キャンプの集合住宅で火災が発生し、家族21人が死亡し、他の数人が負傷した。
ロイター