• 米国防総省は、イランが地域の安定にもたらす脅威が高まっていることに焦点を当てた議論を行うとしている
• またオースティン長官はイスラエルでは、ヨルダンやアラブ諸国の指導者も懸念を示しているヨルダン川西岸地区での暴力事件の増加を問題にする予定である。

アンマン：ロイド・オースティン米国防長官は日曜日、中東歴訪の最初の訪問国となるヨルダンに到着したと、米国政府関係者は述べた。イスラエルとエジプトへの訪問を含む今回の歴訪は、イランによる脅威の増大に対する地域の主要な同盟国への支援を表明するものであるという。

オースティンは出発前にツイッターで、今回の歴訪を通じて各国の主要な指導者に会い、「地域の安定と、同盟国やパートナーとの共通の利益を促進することへの米国の決意を改めて表明する」と書き込んだ。

米国防総省は訪問に先立ち、イランが地域の安定にもたらす脅威の増大と、統合防空ミサイル防衛による多国間安全保障協力の推進に焦点を当てた議論を行うと発表した。

「イランに関連するあらゆる脅威」が議論の中心となると、国防総省の高官が訪問に先立ち述べたとして、国防総省の公式サイト上で引用されている。

「これらの脅威には、イランによる暴力的な代理集団への武器提供・訓練・資金提供、海上での攻撃、サイバー攻撃の可能性、弾道ミサイル計画、ドローン攻撃などが含まれる」と、同高官は付け加えた。

またオースティン長官はイスラエルでは、ヨルダンやアラブ諸国の指導者も懸念を示しているヨルダン川西岸地区での暴力事件の増加を問題にし、イスラム教とユダヤ教の宗教的祝日に先立って、緊張緩和のための外交努力を行うことについて話し合う予定だと、米当局者は述べた。

ロイター