アラブニュース
ロンドン:17日、世界経済フォーラム(WEF)はマイクロソフトとアクセンチュアと協力し、最も差し迫った世界の課題への取り組みを支援するメタバースプロジェクト「グローバル・コミュニケーション・ビレッジ」 の立ち上げを発表した。
WEFは、このバーチャル・ビレッジが「より多様なグローバルコラボレーションと大規模なアクションを促進する」と信じている。
「我々はメタバースの技術を利用した初めての公共目的指向型アプリケーションを作り、仮想空間に真のグローバル・ビレッジを構築する」。WEF創設者兼執行会長のクラウス・シュワブ氏がこのように述べた。
このビレッジは、民間と公共のパートナーたちからのサポートを受けながら、「メタバースが持つフロンティアとしての可能性を活用して、よりオープンでインクルーシブかつ持続的な方法で、現代の大きな課題に対する解決策を見いだす」。同氏はこう述べた。
80を超える組織と創設パートナーがこのプロジェクトを支援し、物理世界とデジタル世界を繋ぐ方法を模索し、新しいタイプのワークコラボレーションの確立を目指す。
サウジアラビア政府、国連に加え、IBM やメタを含む企業や公的機関が、史上初となるメタバース上のインタラクティブな多国間セッションで会合を開く。
「メタバースには、私たちのコミュニケーションとコラボレーションの形を根本的に変え、物理世界の限界を克服し、すべての人々に増強されたコネクションを提供できる可能性が秘められていると信じている」。マイクロソフト副会長兼社長のブラッド・スミス氏はこのように述べた。
このビレッジは、「メタバースの技術を駆使して、人々とコミュニティを新しい形で結びつける方法の代表的な例だ」。同氏はこう述べた。
ビレッジには、フォーラムの「バーチャル会議センター」として利用できるタウンホールや、いくつかのバーチャル・コラボレーション空間がある。
利害関係者たちのキャンパスにより、パートナーたちは存在感を示し、ビレッジの発展も形作ることができる。
このプロジェクトでは、フォーラムの指針に基づき、学習、コラボレーション、パートナーシップをさらに促進され、国際協力が強化され再び活性化されることが期待されている。