
テヘラン:イランのケルマンシャー州西部の都市で土曜日、劣悪な視界のためにジェット旅客機が雪の滑走路をスリップしたことをイランの国営テレビが伝えた。
報道によれば負傷者は出ておらず、旅客機は滑走路を数メートル滑っただけだった。この便は首都テヘランから到着したイラン航空のフライトで、これまでに技術的な問題はなかったという。
イランの国営放送IRNAは、着陸後の誘導路で、航空機の車輪のひとつが激しい降雪のために6メートル滑ったと述べた。
イランの滑走路での航空機のスリップは、今週これで2件目だ。
月曜日にはマフシャフル郡南部の都市で、乗客150人余りを乗せたイランの旅客機が、硬着陸のために降着装置を失い、滑走路をオーバーランして空港の横の幹線道路に突っ込んだ。
イランはいまだに、テヘラン上空でウクライナ旅客機を誤って撃墜した1月の件の余波に追われている最中だ。米国との緊張が高まるなかで、同旅客機は1月初めに革命防衛隊に撃墜され、乗っていた176名が死亡した。
イランは、航空機の老朽化と不十分なメンテナンスが指摘される航空機事故を頻繁に繰り返してきた経歴がある。
AP通信