
ロンドン:イスラム教徒に表示をチェック(#CheckTheLabel)し、イスラエルをボイコットするよう促す2万枚以上のチラシが、イスラム教の断食月「ラマダン」 前の最後の金曜日に合わせて、英国のモスクで配布されている。主催者が17日、発表した。
この取り組みは、パレスチナ人の人権の擁護と聖地アル・アクサの保護に関与している在英の組織「フレンズ・オブ・アル・アクサ(FOA)」が立ち上げた「チェック・ザ・ラベル」というキャンペーンの一環だ。英国や欧州のイスラム教徒に「アパルトヘイトの味」で断食をやめないよう呼びかけている。
このボイコット・キャンペーンは今年、ラマダンの準備期間中に大きく勢いを増しており、英国やモロッコ、マレーシアなどでマスコミに取り上げられた、とFOAは声明で発表した。
📺 WATCH: See how easy it is for us to #CheckTheLabel on dates. That way by the end of #Ramadan all the Israeli dates we put back down will be left on shelves across Europe! 💪🏾
— Friends of Al Aqsa (@FriendsofAlAqsa) March 2, 2023
#BDS #BoycottIsraeliDates pic.twitter.com/Ab77Az21yb
「2010年代初頭から行われているチェック・ザ・ラベル(#CheckTheLabel)は、自分たちが購入する製品と、イスラエルによるパレスチナの不法占領との関連性に対する英国人の理解にかつてない影響を与えている。(そして)このキャンペーンによって、多くの人々が倫理意識の高い消費者になり、イスラエル製品を買わなくなっている」とFOAは発表した。
「今年のラマダンは、イスラエルをボイコットすることが、かつてないほど重要です」と、FOAの広報責任者であるシャミウル・ジョルダー氏は話した。「ラベルをチェックし、イスラエル産デーツを避けることによって、私たちは明確なメッセージを送ることができます。国際法を破り、パレスチナの子供たちを殺すアパルトヘイト国家にはお金を渡さないというメッセージです」
FOAによると、イスラエルは2023年の最初の76日間で、少なくとも83人のパレスチナ人を殺害している。少なくとも16人は子供だという。
「2023年の最初の3カ月間に、イスラエルはパレスチナ人に対し、ここ数十年で最悪クラスの暴力行為を行っている。ラマダン期間中にイスラエルがアル・アクサ・モスクを攻撃することが懸念されている」と声明に書かれていた。