
バグダッド: イラク首相府によると、イラン政府がイラク北部のクルド人反政府勢力を攻撃してから数か月後の19日、イランの治安当局トップは、共通の国境を 「保護する」 ためにイラク当局と合意文書に署名した。
イラクのクルド人自治区には、複数のイランのクルド人派閥が運営するキャンプや後方基地があり、イランはこれらが西側やイスラエルの利益に貢献していると過去に非難してきた。
昨年9月にイランのクルド人女性マフサ・アミニさんが拘束中に死亡した事件に端を発した全国的な抗議運動を煽ったとして、11月にイランはイラク北部の複数のグループに対して国境を越えてミサイルと無人機による攻撃を開始した。
声明によると、イラン最高国家安全保障会議のアリ・シャムハニ書記は、バグダッドを訪問した際にイラク国家安全保障顧問のカセム・アル・アラジ氏と協定に署名した。
この協定には、「共通の国境を保護するための連携」と「安全保障のいくつかの分野における協力強化」が含まれていると、ムハンマド・シア・スダニ首相官邸の声明は付け加えた。
AFP