アル・ムッカラー、イエメン:イエメンの大統領評議会は、「テロリスト」のフーシ派と対決することを約束した。また、国際特使らが民兵による新たな攻撃を批判する中、抵抗を呼びかけた。
主にマアリブとシャブワでの最近のフーシ派による攻撃は、彼らが戦争の終結を望んでいないことを明らかにした、とラシャド・アル・アリミ氏が議長を務める評議会は述べた。また、その侵攻を阻止することを約束し、フーシ派支配地域の人々が支配に抵抗する手助けをしたいとも述べた。
「評議会は、民兵への継続的なイラン製武器の密輸とともに拡大するこのテロ行為の深刻さと、世界の平和と安全保障に及ぼす悲惨な結果を認識するよう国際社会に促した」との評議会の発言をサバ通信が報じている。
評議会は、どのように対応するかの詳細は明らかにしていない。だが、「公共の利益を守り、テロリスト集団を抑止するために必要なすべての措置を講じる」ことを約束した。
8人から成る大統領評議会は、民兵がハドラモウト州とシャブワ州の石油施設を昨年攻撃して以来、反撃開始を求めて高まる世論の圧力に直面している。
フーシ派は、先週初めからシャブワとマアリブで小規模な侵攻を進めており、銃火器と爆発型のドローンを使って政府軍を標的にしている。
フーシ派はマアリブのハレブ地区とシャブワのメルクハ・アル・ウリヤ地区のいくつかの村を占領したものの、政府軍が増援を受けてそれを押し戻した。
民兵集団はまた、25日にタイズ知事のナベイル・シャムサン氏の暗殺を試み、彼の車を砲撃やミサイルで狙った。
一方、イエメン駐在の欧米大使らは、この新たな攻撃を非難し、フーシ派に対して緊張を緩和し、戦争終結のための取り組みを遵守するよう促した。
英国のリチャード・オッペンハイム大使は、民兵は「挑発行為をやめ、イエメンにおける平和のために誠実な献身を示さなければならない」と述べた。
米国のスティーブン・フェイギン大使は、次のように述べた。「我々は、タイズとマリブで死亡者を出した最近のフーシ派による紛争激化を非難し、犠牲者の家族に哀悼の意を表明する」
「フーシ派はイエメンの人々をこれ以上苦しめることをやめ、紛争の平和的解決を支えるべきである」
イエメン政府当局者は、フーシ派の深刻化はアラブ連合による軍事介入の8周年と重なっており、彼らが敗北していないことを示すためだったと述べている。
「フーシ派は、決意の嵐の記念日とラマダンを利用して彼らの力を示した」と、匿名を希望したイエメン政府当局者はアラブニュースに語った。