• アラブ連盟事務局は、パレスチナ人に自由の権利を保証し、イスラエルによる侵害を停止する必要性を強調した
• 声明では、パレスチナ人の自決権を尊重し、東エルサレムを首都とする独立国家を全面的に支持することを改めて認めている

アラブニュース

カイロ：第47回パレスチナ「土地の日」を記念し、アラブ連盟は国際社会に向けて、イスラエルによるパレスチナ占領を終結させるための本格的な対策を求める声を上げた。

アラブ連盟事務局はパレスチナ人に自由と独立の権利を保障する必要性を強調したと、3月30日木曜日にクウェート通信が報じた。

事務総局が発表した声明で、アラブ連盟は、2023年に入ってから17人の子供を含む90人以上のパレスチナ人が殺害され、さらに400人以上が負傷したと述べ、イスラエルによるパレスチナ人に対する継続的な違法行為の終結を求めた。

声明では、アラブ連盟がパレスチナ人の自決権と、東エルサレムを首都とする独立国家の創設を全面的に支持することを改めて認めている。また、国連と国際社会に対して「パレスチナの人々に対する責任を果たす」よう求めた。

アラブ連盟はさらに、「パレスチナの人々に対する日々の継続的な違法行為を止めるために直ちに行動する必要性」を強調し、国連安全保障理事会に対して、「パレスチナ人に対する政策と侵害を止める」ために、イスラエルに更なる圧力をかけるよう求めた。

声明では、75年以上にわたる占領期間中に組織的な迫害に直面してきたパレスチナ人が、「過去数日から数週間にかけて、極右ファシスト過激派政府の手によって、より多くの強制移動、大量虐殺、処刑が実行されており、今日も苦しんでいる」と指摘されている。

「土地の日」は、1976年にイスラエル政府がアラブの土地を国家目的のために大規模に収用する計画を発表した後に起きた出来事を記念している。ガリラヤからネゲブにかけてのアラブの町ではゼネラル・ストライキやデモ行進が組織され、イスラエル軍や警察との対立が生じた。