ゴブラン・モハメド

カイロ：エジプトは、アル・アクサモスクを襲撃したイスラエル警察を非難し、礼拝者への攻撃を直ちに停止するよう要求した。

イスラエル警察は水曜日未明にエルサレムのアル・アクサモスクに侵入し、礼拝者と衝突したことを受け、パレスチナ人は猛反発している。

エジプト外務省が発表した声明の中で、同国は「イスラエル警察によるアル・アクサ・アル・シャリフ・モスクへの突入と、それに伴う目に余る攻撃は、女性を含む礼拝者の多くを負傷させ、あらゆる国際法と規範に違反するものであり、これ以上ないほど強く」非難するとした。

声明は、今回見られたような「許しがたく非難されるべき光景と、聖地の神聖さに対するイスラエルの度重なる侵害は、すべてのパレスチナ人、イスラム教徒、そして世界中の人々・・・の怒りの感情を煽るものである」と述べている。

エジプトは、イスラエル当局に対し礼拝者を威嚇するような攻撃を止めることを求めた。また、今回の緊張の高まりは、エジプトが地域や国際社会のパートナーとともに取り組んでいる停戦に向けた努力を損なう危険なものであり、その責任は占領国であるイスラエルにあるとした。

また、これらの攻撃に終止符を打ち、地域のさらなる不安定化と緊張を回避する責任を国際社会が引き受けるべきであると呼びかけた。

イスラエル警察は、当局が「爆竹、棒、石」を手にした「暴徒」と主張する人々を追い出すため、アル・アクサモスクを襲撃した。

イスラエル警察の報道官は、350人以上が逮捕されたと述べた。

アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長は、「聖地でのこのような無責任な行動は、とくにラマダンの聖なる月の最中の出来事であることを考えると、世界中の何百万人ものイスラム教徒の宗教的心情に影響を与えるだろう」と述べた。

アブルゲイト事務総長は、国連安全保障理事会の加盟国に代表される国際社会に対し、「占領下のパレスチナ地域の状況を刺激する恐れのあるこの危険なエスカレーション行為を止めるよう、イスラエルに働きかけるため、迅速に行動するよう」を呼びかけました。