カイロ:イランは火曜日、湾岸諸国とイランの関係の再編が進行する中、2016年以来初となる駐アラブ首長国連邦(UAE)大使を任命したと発表した。
UAEは昨年8月にイランとの関係を格上げし、大使がテヘランに復帰すると発表していた。
イランの国営メディアによると、新たに任命されたレザ・アメリ駐UAEイラン大使は、外務省のイラン駐在員事務所の事務局長を務めていた。
一方、イランは、国連が仲介したイエメン停戦によって戦闘が劇的に減少してから1年後、和平プロセスを支援することによって、イエメンでの長期にわたる紛争の終結を助けることを求める米国の呼びかけを歓迎した。
米国のイエメン特使ティム・レンダーキング氏は火曜日、米政府は「イランが、我々が望む政治プロセスへの支持を示すことを望んでいる」と述べた。
イラン外務省のナセル・カナニ報道官は、特使の呼びかけを「喜ばしい」と表現し、イランは「戦争が始まって以来、和平プロセスを目指してきた」と強調した。
ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使は、10月に停戦が期限切れになったにもかかわらず、停戦がほぼ維持されていることから、「希望の瞬間」だと述べた。
一方、イランとイスラエルの間の緊張が高まる中、イランは中部イスファハンにある国防省の複合施設に対するドローン攻撃を阻止したと、タスニム通信が水曜日に報じた。
イランは過去にも、1月に起きたイスファハン近くの軍事工場へのドローン攻撃を含むこうした攻撃について宿敵イスラエルを非難してきた。イスラエルは、これらの攻撃に対する責任を肯定も否定もしていない。
タスニム通信は、「イスファハンのアミール・アル・モメニン複合施設は、小型ドローンによる攻撃の標的となったが、防衛システムによって阻止された」と報じ、その攻撃の試みは損害を引き起こさなかったと付け加えた。
1月には、国防省の産業センターもドローン攻撃の標的となったが、イランはその攻撃について「シオニスト政権の傭兵」によるものであり、失敗に終わったと述べた。
ロイター/AFP