
ロンドン:英国を拠点とする慈善団体、Action For Humanityは、パレスチナ領内でエスカレートする暴力行為の影響を受けているパレスチナ人を支援するために、全面的な緊急援助の要請を開始した。
Action For Humanityは2021年以来、パレスチナで活動している。同団体は過去に二度、パレスチナで暴力行為が増えた期間に人道援助を届けてきた。そして現在も、ヨルダン川西岸地区とガザ地区のパレスチナ人が食料、きれいな水、医療サービスを入手できるように支援を行い、孤児に対しても援助していると述べた。
パレスチナで活動しているチームは現在、増大する人道的ニーズを評価しているところで、人命を救うため、最も支援を必要としている人々に援助を届けられるように計画を立てていると述べた。
今週、イスラエル警察はアル・アクサモスクに立ち入り強制捜査を行い、モスクに避難している扇動者を排除するためと称して、礼拝に集まったパレスチナ人を殴ったり、数百人を逮捕またはモスクの敷地内から追放した。
イスラエル軍戦闘機が6日夜から翌朝にかけて、ガザ地区にあるハマスや過激派「イスラム聖戦」関連の軍事施設を数カ所空爆した。
Action for HumanityのCEO、オスマン・モクベル氏は次のように述べた。「多くのパレスチナ人が祝う、聖なる月ラマダン中に、再びこのような空爆がありました」
「当団体には、今回のように暴力行為がエスカレートしている期間にパレスチナ人への人道援助を行った経歴があります。また12年以上にわたり、シリアやイエメンなどの戦闘地域でも人道援助を行ってきました」
「ここ数カ月、ヨルダン川西岸地区とガザ地区の緊張状態を監視してきました。その結果、残念ですが、暴力行為がエスカレートしており、Action For Humanityは緊急募金の要請を行う手続きを開始しました」
同氏は次のように締めくくった。「当団体ではパレスチナ人の命を救い、彼らが生活を維持できるように、皆さまに惜しみない寄付をお願いしています」