日本の経済産業省は16日、原油元売りへのガソリン補助金を3月17日から上限の1リットルあたり25円(21.1セント)まで引き上げると発表した。
ウクライナの紛争によって値上がりしている燃料代の影響を抑えるため、日本政府は今月、補助金の上限を引き上げた。
先週の補助金の設定額は17.7円だった。
原油供給が世界的に逼迫し価格が上昇する中、政府は1月下旬に一時的な補助金制度を導入した。しかし、ロシアからの供給が途絶えたことで価格がさらに上昇している。
補助金の財源として、今年度の予備費から3500億円(30億ドル)が充てられる。来年度以降どうなるかは未定。
政府は、ガソリンの小売価格が基準の170円を超えた際に毎週補助金を設定してきた。小売価格は10週連続で上昇し、14日に175.2円に達したと経産省は述べている。
ロイター