
ドバイ: スーダンの準軍事組織である即応支援部隊(RSF)は日曜日、大使館からフランス国民らを避難させる際に空爆を受けたとツイッターで発表した。
この事件でフランス国民1人が負傷したが、スーダン軍はこれをRSFの攻撃によるものと主張している。RSF側はこの主張を否定した。
RSFは投稿で「2023年4月23日、今朝、われわれ即応支援部隊はフランス大使館からフランス国民らを避難させるため、バフリ市を経由してオムドゥルマンに向かっていたところ、空爆を受けた」とし、「空爆はフランス国民らの命を危険にさらし、1人を負傷させた」と付け加えている。
「我々は、フランス政府との完全な連携のもと、フランス国民らを今朝、フランス大使館の集合場所から避難させるために護送し、バフリ市を通過してオムドゥルマンに向かった」
「この国際法、人道法、停戦合意に対する明白な違反は、フランス大使館職員らが立ち会い、目撃し、記録している」とツイートは付け加えている。
「この卑劣な攻撃を受け、我々はフランス国民の安全を確保するため、護送隊を出発地点に戻さなければならなかった」
Rapid Support Forces successfully evacuated 41 Italian citizens and embassy staff from Khartoum on Sunday evening. The mission was executed with utmost professionalism and efficiency, ensuring safety and security. The RSF's swift action is a testament to our commitment to protect… pic.twitter.com/B1eQJXGbYa
— Rapid Support Forces – قوات الدعم السريع (@RSFSudan) April 23, 2023
「我々は、停戦合意と人道回廊の設置に全面的にコミットすることを再確認する。こうして、一般市民が必要なサービスを受けることを可能にし、各国政府が指定した避難地域への外国人の移動を円滑にする」
戦闘が継続する中、数多くの国が自国民の避難を開始している。サウジアラビアは66人の外国人を100人近い自国民とともに航空機により脱出させた。
アル・エクバリヤが24日に報じたところによると、スーダンから避難してきた韓国人がジェッダに到着する予定だ。
通信社のAFPが匿名を条件にフランスの外交筋に取材したところによると、スーダン軍とこれに敵対する準軍事組織RSFは避難活動を可能にするために「安全を保証している」という。
双方とも、イード・アル・フィトル期間中の停戦違反に関して責任は相手側にあるとしている。
スーダン軍の指導者アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍は22日、スーダンでの軍事衝突を終わらせるために、対話を呼びかけた。
Al Arabiya TVとのインタビューで、アル・ブルハン将軍は次のように述べた。「この戦争で最大の敗者は、スーダンの人々です。私たちは皆、スーダン国民として座り、希望と生活を取り戻すための正しい出口を見つける必要があります」と述べた。
また、「スーダンの生活環境は悪化の一途をたどっており、我々はスーダン国民に対する国際社会の懸念を共有しています」と付け加えた。
スーダンでは1週間前に軍とRSFの間で軍事衝突が発生し、世界保健機関(WHO)によると数百人が死亡、数千人が負傷している。
アル・ブルハン将軍は同日、発言に先行して、軍が外国人の避難を支援するために各国と調整していると述べている。イード・アル・フィトル期間中、3日間に及ぶ停戦合意が成立したにもかかわらず、散発的な銃撃と空爆がハルツーム全域で行われている。