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サウジアラビア、ロシアとウクライナの仲介を申し出

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09 Mar 2022 01:03:14 GMT9
09 Mar 2022 01:03:14 GMT9
  • サウジアラビアの閣僚会議で紛争終結に向けた取り組み、新型コロナ対策の制限解除を協議

アラブニュース

ジェッダ:サウジアラビアは、ロシアとウクライナの仲介役を務めることに前向きな姿勢を示した。紛争の政治的解決に向けた国際的な努力の一環と同国は位置づけている。

サルマン国王が議長を務め、リヤドのヤママ宮殿で8日に開かれた閣議では、危機の緩和をもたらすすべての取り組みを支持することが確認された。

閣議ではまた、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子がロシアのウラジーミル・プーチン大統領およびウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のそれぞれから受けた電話での対話内容についても話し合われた。

他にも、サウジアラビア国内における新型コロナ感染症に関する制限措置の解除などの議題についても議論が行われた。

制限措置の解除は、同国における全国的ワクチン接種プログラムの成功と進化、高い接種率の実現を受けて検討に至ったものである。

閣議の冒頭、サルマン国王はバーレーンのハマド・ビン・イサ・アル・ハリーファ国王との会談について説明し、会談内容は両国の関係の深さ、地域的・国際的発展への関心を反映したものだったと述べた。

サルマン国王はまた、マリおよびベナン両国の大統領から受け取った書簡の内容についても閣議において説明した。

マジッド・アル・カサビ暫定メディア相が国営サウジ通信を通じて発表した声明によると、閣議では、サウジアラビアが「ビジョン2030」プログラムの一環として取り組んでいる開発、近代化、改革および大規模なプロジェクトについても話し合われたとのことだ。

また、歴史に根ざした、過激派とテロリズムに立ち向かう同国の責任にも焦点が当てられた。

閣議では、サウジアラビアが人権を重視していること、および第 49 回の国連人権理事会で強調された、人権に関する取り組みについてもあらためて説明された。

これには、皇太子によるネット社会における子どもの保護およびインターネット上で子どもたちが直面する脅威に対処するための取り組みや、児童労働を防止するための国レベルでの政策の発表などが含まれている。

また、「ビジョン2030」の枠組みの中で、国民の能力を開発し、地域内また世界的な競争力を強化するための同国の努力の一環として、奨学金制度の開始についても協議が行われた。

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