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露ラブロフ外相、クレムリンへのドローン攻撃は「敵対行為」と発言

ロシアのモスクワで発生したウクライナによるドローン攻撃とされる事件で、クレムリンの元老院宮殿のドーム近くで激しい光を放ちながら爆発する飛行物体を撮影した動画から取り出された静止画像。(ロイター通信)  
ロシアのモスクワで発生したウクライナによるドローン攻撃とされる事件で、クレムリンの元老院宮殿のドーム近くで激しい光を放ちながら爆発する飛行物体を撮影した動画から取り出された静止画像。(ロイター通信)  
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06 May 2023 12:05:44 GMT9
06 May 2023 12:05:44 GMT9
  • ロシアは、ウラジミール・プーチン大統領を殺害しようとクレムリンに狙いを定めてドローンを放ったとしてウクライナを非難し、この攻撃とされているものには米国が密かに関与していると述べた

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、水曜日のクレムリンでのドローン事件は「敵対行為」だったと発言し、ロシアは「具体的な行動」により対応すると金曜日に述べた。

ロシアは、ウラジミール・プーチン大統領を殺害しようとクレムリンに狙いを定めてドローンを放ったとしてウクライナを非難し、この攻撃には米国が密かに関与していると述べた。これを、ウクライナは否定し、米政権はロシアの「嘘」であるとして退けた。

「これは明らかに敵対行為でした。ウクライナ政権のテロリストたちには、彼らのご主人様の知らないところでこうした攻撃を自発的に実行することなど出来ないことも明らかです」と、ラブロフ外相はインドでの記者会見で語った。

「ロシアは、『カサスベリ(開戦事由)』の有無について協議するといったことではなく、具体的な行動により対応します」と、ラブロフ外相は述べた。

「カサスベリ」とは開戦を正当化し得る行動を意味するラテン語の言葉である。ロシアのウクライナにおける戦争は現在15ヶ月目に入った。しかし、ロシア政権は依然としてこの戦争を「特別軍事作戦」と称している。

ドローンによる襲撃を行うようにウクライナを米国が導いたとロシアのドミトリー・ペスコフ報道官が米政権を非難したことを受けて、米政権は、水曜日、クレムリンへの無人機による攻撃への関与を否定した。

クレムリンでの今回の事件は、ロシア占領下のウクライナ領において最近連続して爆発や列車の脱線が発生している最中に起きた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、水曜日、ウクライナ政権がクレムリンに攻撃をしかけようとしたというロシア政権の主張を一蹴し、ウクライナは自国領内で近日中にロシア軍に対する反転攻勢を開始すると述べた。

NATOの新規加盟国であるフィンランドでの記者会見で、ゼレンスキー大統領は自らの関心事はウクライナの都市と村落を15ヶ月前に始まったロシアの侵略から守ることだと語った。

「私たちはプーチンもモスクワも攻撃しません。私たちは自国領内で闘っています」と、ゼレンスキー大統領は言った。

プーチン殺害を試みたとウクライナを非難する事がなぜロシアの利益になり得るのかと問われたゼレンスキー大統領は、「とても簡単なことです。ロシアが負けてばかりだからです。彼(プーチン)は、ロシアの社会に理由や動機を与えることがもう出来なくなり、また、これ以上兵士たちを無駄死にさせることも出来なくなっています…現在、プーチンはロシア国民を何とか動機付けて前進させる必要があるのです」

ロイター

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