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ジェッダでのスーダン当事者会談に参加した米交渉官は「慎重ながらも楽観的」:ヌーランド米国務次官

2023年5月6日、スーダンで対立する2人の将軍が率いる軍の間で戦闘が続く中、ハルツームで煙が立ち込める様子。(AFP)
2023年5月6日、スーダンで対立する2人の将軍が率いる軍の間で戦闘が続く中、ハルツームで煙が立ち込める様子。(AFP)
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11 May 2023 01:05:58 GMT9
11 May 2023 01:05:58 GMT9
  • 上院外交委員会で証言したヌーランド氏は水曜日の朝、土曜日に始まった会談で米当局者と話したと述べた。
  • 「今朝、交渉担当者と話したが、慎重ながらも楽観的な姿勢を示していた」とヌーランド氏は語った。

ワシントン:ビクトリア・ヌーランド米国務次官は水曜日、スーダンの問題に対する米政権の対応について上院議員からの批判にさらされる中、スーダンの対立する武装勢力間の停戦延長を目指すサウジアラビアでの会談に参加している米国の交渉担当者は「慎重ながらも楽観的」であると語った。

上院外交委員会で証言したヌーランド氏は、水曜日の朝、サウジアラビア紅海の都市ジェッダで土曜日に始まったスーダン軍とそれに対立する準軍事組織である即応支援部隊(RSF)との間の会談で米当局者と話をしたと述べた。

双方は再三にわたり停戦に合意したが、合意は守られていない。

「この会談の目的は、非常に焦点を絞ったものである。すなわち、まず人道的原則の宣言の合意を確保し、切実に必要とされているサービスの着実な提供を促すのに十分な長さの停戦を実現することだ」とヌーランド氏は述べ、次のように語った。

「今朝、交渉担当者と話したが、慎重ながらも楽観的な姿勢を示していた。この段階が成功すれば、その他の地元、地域、国際的な利害関係者とさらに協議を広げ、敵対行為の恒久的な停止、そしてスーダン国民が長年求めてきた民間主導の統治体制への復帰を目指すことができるだろう」

4月15日に勃発したハルツームでの戦闘は、何十万人もの人々の避難を促し、援助危機を引き起こしている。国連の国際移住機関によると、スーダンの国内避難民は1週間で70万人に倍増した。

公聴会に出席した共和党と民主党の上院議員は、米政府の対スーダン政策についてヌーランド氏に質問し、先月の戦闘勃発以来の米国人の避難についてや、2021年のクーデター後に制裁が課されなかった理由について尋ねた。

アブドゥルファッターフ・アル・ブルハン陸軍大将が率いる軍と、モハメド・ハムダン・ダガロ将軍(通称ヘメッディ)が率いるRSFは、軍事クーデターで手を組み、民政移管に向けた取り組みが続いていた。

しかし、ライバル関係にある軍事派閥は移行条件やタイミングをめぐって対立し、4月にハルツームで戦闘が勃発した。

ヌーランド氏によると、米政府はスーダンに対して、二国間援助と債務救済の停止、昨年のスーダン中央予備警察に対する制裁など、内部で議論の的となった厳しい罰則を制定したと述べた。ブルハン氏もダガロ氏も、米国の制裁の対象にはなっていない。

ヌーランド氏は、ジョー・バイデン米大統領が先週、実施する可能性のあるスーダン関連の制裁の基礎を築く大統領令に署名した後、米政府は、特に将軍たちが人道援助と停戦を許可することに同意しない場合の、適切なターゲットを検討していると付け加えた。

「私たちは今、彼らに圧力をかけ続けることを可能にする制裁の手段を手にしている」とヌーランド氏は述べた。

ロイター

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