ドバイ: 首長国初のアニメ番組「Freej」が、11年間続いた休止期間を経て今年、モダンな外観と深いテーマを特徴とする新シーズンを携えて帰ってきた。
このCGIシリーズは2006年に初めて公開され、公開以来中東全域で世代を超えた人気を博している。
「Freej」は、現代のドバイの人里離れた地域に住む4人の高齢のUAE人女性(ウム・サイード、ウム・アラウィ、ウム・サルーム、ウム・カンマ)の物語を描いている。
彼女たちは拡大し続ける都市の中で平穏な生活を送っているが、都市ブームによって日々新たな社会問題が浮き彫りになり、彼女たちはシンプルかつユーモラスな方法でそれに取り組み、解決していかなければならない。
新シーズンは、アラビア語コンテンツ最大のストリーミング・プラットフォームであるMBCのシャヒード・プラットフォームで最近公開された。
番組制作者のモハメド・サイード・ハリブ氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、「この番組を放送してから11年が経ちますが、第5シーズンで私たちはベストを尽くすことができたと感じています」
「ドバイ経済観光省と協力して、モデシュのロゴ、キャラクターモデル、キャラクター設定を刷新し、彼の友人であるダナを作りました」
番組の休止期間中、ハリブ氏は2本の実写映画を監督した。また、オーケストラによる結婚式の音楽サービスも始めた。
「これらの経験はすべて、私たちが番組に復帰し、その情熱のすべてを番組の最新シーズンに持ち込むのに役立ちました」と彼は振り返った。
アラブニュース・ジャパンの取材に対し、クリエイターは新シーズンの制作中、さまざまな困難に直面したと語った。「11年前に中断したプロジェクトに再び戻るのは大変です」
「それは、10年以上会っていなかった友人たちと別れて、また戻ってドアをノックし、彼らを理解する必要があるようなものです」
テクスチャリングや照明効果、ストーリーテリングの視点など、今シーズン、番組は多くの技術的側面をアップグレードした。また、今シーズンはより深いコンセプトを導入した。
「私たちは、障害のある人たちや彼らの闘い、そして宇宙やAI技術などについてのエピソードを作りました。これらは大人のテーマであり、テクノロジーに遅れを取らないようにしなければならないので、一般的にそれらを話したり、伝えたりすることが出来たことをとても嬉しく思っています」とハリブ氏は語った。