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国連専門家、イエメンの紛争当事者に停戦延長を促す

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14 Oct 2022 12:10:07 GMT9
14 Oct 2022 12:10:07 GMT9
  • 停戦は4月2日に発効し、2度にわたって緊急事態を理由に延長されたが、10月2日に失効を迎えた
  • 国連人道問題担当事務次長補は、紛争が市民にもたらした破壊を糾弾した

国連:国連関係者は木曜日、イエメンの紛争当事者に停戦を延長するよう促した。イエメンでは、政府軍とイランの支援するフーシ派の間で7年の間紛争が続き、国土は荒廃している。

停戦は4月2日に発効し、2度にわたって緊急事態を理由に延長されたが、イエメン政府とフーシ派はさらに6か月の停戦延長で合意に至らず、10月2日に失効を迎えた。

「当事者双方とともに解決策を見いだす努力を続ける中で、私は合意の拡大と延長を実現するため、リーダーシップと柔軟性を発揮するよう求めてきました」とハンス・グルントベルク国連イエメン担当特使は嘆いた。

スウェーデン出身の外交官である氏は、国連安保理でビデオ演説を行い、「10月2日に停戦が失効して以来、当事者双方が自制しており、幸運にもまだ大規模な戦闘に至っていない」事実を歓迎した。

タンザニア出身のジョイス・ムスヤ国連人道問題担当事務次長補はイエメンからリモートで発言し、「この紛争が市民にもたらした破壊」を糾弾した。

「イエメン市民のために、紛争当事者には暴力の連鎖を避け、国連特使と協力して停戦の拡大と延長で合意するよう求めます」と彼女は述べた。

イエメンの沿岸都市フダイダから参加したムスヤ氏は次のようにある少年との出会いを語った。「数週間前に地雷を踏んで両脚を失ったばかりの12歳の少年、ユーセフ君は、2時間もかけて病院に通わねばならず、そして…この先一生、支援と補助が必要になったのです」

紛争により、イエメンは世界で最悪の人道上の悲劇の一つを経験することになった。人権団体によれば、一連の停戦はこの悲劇を緩和する一助となっていた。

国連によると、紛争による死者は数十万人、難民は数百万人に上り、人口の大部分が飢餓の危機に瀕している。

最終的な和平合意をめぐる交渉は、停滞している。

AFP

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