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サドル師支持者、イラク国会外部で集団礼拝し勢力誇示

2022年8月12日、バグダッドのグリーンゾーンにある国会議事堂の外で金曜礼拝を終えたイラクのシーア派聖職者ムクタダ・サドル師の支持者らが、同師の肖像画を手にしている。(AFP)
2022年8月12日、バグダッドのグリーンゾーンにある国会議事堂の外で金曜礼拝を終えたイラクのシーア派聖職者ムクタダ・サドル師の支持者らが、同師の肖像画を手にしている。(AFP)
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13 Aug 2022 05:08:54 GMT9
13 Aug 2022 05:08:54 GMT9
  • ポピュリスト指導者の支持者らは7月以降、イラク国会を占拠してきた
  • 12日遅くには、イラン寄りの政治団体が独自のデモを行うと予想されている

バグダッド:ムクタダ・アル・サドル(Moqtada Al-Sadr)師の数千人におよぶ支持者は12日、イラクのバグダッドの国会議事堂外部で集団礼拝を行い、イラクの司法当局に対し来週末までに国会を解散するよう要求した有力シーア派聖職者であるサドル師への支持をアピールした。

ポピュリスト指導者であるサドル師の支持者らは、昨年10月のイラク総選挙に続く10ヵ月間の政治的行き詰まりの後、今年7月からイラク国会を占拠している。サドル師派はこの選挙で最大の勝者となったものの、イランの支援を受ける政党を排除した政権を樹立することはできなかった。

サドル師は、自らを支持する議員を国会から退去させるとともに、現在は議場で新政権が選出されるのを阻止し、新たな総選挙の早期実施を要求している。

サドル師は10日、イラク司法当局は来週末までに国会を解散させる必要があると述べた。そうでなければ、「革命論者たちは別の態度を取るだろう」としたが、詳細は明かさなかった。

同じ10日、国会議事堂の外では、数千人のサドル師支持者が祈りのために集まった。大半はイスラム暦で最初の月であるムハッラムを記念して黒い服を着用し、何人かは埋葬用の装束と死への意志を象徴する白いケープを身に着けていた。

「サドル師がここにいる限り、イラクを破壊することはできない」。ある導師(イマーム)は、議会の外に設置された大きな赤いステージから群衆にこう語りかけた。「この革命から後戻りはできない。……そして、人々は要求を諦めないだろう」

夏の猛暑の中、男性たちが礼拝者の間を縫うように進み、冷たい水を浴びせていた。サドル師と、同様に著名な聖職者だったサドル師の父親の肖像画や、イラクの国旗を掲げる人々もいた。

「私たちは反乱を起こした。もう後戻りはできない」と、サドル師の肖像画を手にしたモハメド・エルワン(Mohammed Elwan)さん(40)は言った。

5人の父親であるハミド・フセイン(Hamid Hussain)さんは、次のように話した。「私は早期の選挙実施を求め、今度の選挙で腐敗した者たちを確実に排除するために来た。……腐敗した政党のために私は失業したのだ」

一方、サドル師の反対派も、その腐敗ぶりを非難している。反対派は、サドル師の支持者たちが、イラクで最も腐敗し機能不全に陥った政府機関の一部を運営してきたと主張している。

12日遅くには、イラン寄りの政治団体が独自のデモを行う予定となっており、ここ数日間で一連のサドル師支持派による抗議行動とその反対派の運動が加速する中、騒乱の懸念が高まっている。

サドル師の支持者には数百万人のイラク人がいる。サドル師は、政治的圧力をかける必要があれば、なお労働者階級のシーア派イスラム教徒を中心とする数十万人の支持者による集会を開けることを示してきた。

サドル師の父親のモハメド・サディク・アル・サドル(Mohammed Sadiq Al-Sadr)氏は20年以上前、サダム・フセイン氏への反対を表明したために殺害された。2003年の米国主導のイラク侵攻でフセイン政権が倒れると、サドル師は米軍に対する反乱を開始した。

しかし、サドル師は外国の干渉を拒否する民族主義者として自らを位置づけているため、彼の新たな敵は、イランとほぼ同盟関係にあるシーア派の指導者や政党となっている。これらのグループは、サドル師と同様、重武装した民兵組織に支えられているが、サドル師が熱狂的な大勢の支持者に対して持っているような影響力を保持してはいない。
ロイター

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