
ラマッラー: イスラエル軍兵士がヨルダン川西岸でパレスチナ人男性を殺害したとパレスチナ保健省が発表、軍は銃撃を受け、応戦したと述べた。
「サレ・モハメド・サブラ氏(22歳)は、ナブルスにおけるイスラエルによる攻撃により、実弾を受けて死亡した」と自治政府は発表、別のパレスチナ人も銃撃で負傷したと付け加えた。
イスラエル軍は、2月に同地域でイスラエル人2人が死亡した武装攻撃を行った容疑者の家を取り壊す準備のため、ナブルスで活動を展開していたと発表。
「活動中、容疑者は石を投げ、兵士に向けて発砲したため、実弾で応戦したとし、容疑者の一人が被弾したと軍は声明で述べた。
この事件はガザ地区の過激武装派イスラム聖戦とイスラエルによる5日間の激しい武力衝突が停戦合意によって終結を迎えた後に発生。この武力衝突では35名が死亡しており、その大多数がパレスチナ人だった。
今年に入ってから武力衝突によって少なくともパレスチナ人150人、イスラエル人20人、ウクライナ人とイタリア人各1人が命を落としたと両陣営関係者筋による情報に基づきAFP が集計している。
この数字には民間人だけでなく戦闘員も含まれており、イスラエル側にはアラブ系市民3人も含まれる。
15日はパレスチナ人にとって75年前にイスラエル建国によって何十万人ものパレスチナ人が居住地を追われた「ナクバ(災厄)」の日である。