
カイロ:タグボートがスエズ運河で座礁した大型船の再浮揚作業にあたっており、少なくとも4隻の船が「取り残されている」と海運業者のレス・エージェンシーズが木曜日未明に語った。
同社は、この船を全長190メートルのばら積み貨物船Xin Hai Tong 23と確認した。
運河当局からのコメントはまだ発表されていない。
レス・エージェンシーズは、「M/V XIN HAI TONG 23は、午前4時にスエズ運河のKM 159で座礁した」とツイートし、「午前6時頃にスエズ運河に入る予定だった通常グループに加えて、先のグループから4隻の船が取り残されている」と付け加えた。
マリントラフィックの船舶トラッカーとリフィニティブのデータによると、香港船籍のこの船は、運河の南端付近で「航行不自由船」の状態となっており、運河の東側で斜めに向いている。
船舶トラッカーでは、エジプトのタグボート3隻が船を取り囲んでいる様子を示していた。
この船はサウジアラビアのドゥバ港から出港。Xiang B 12 HK インターナショナル・シップ・リースが所有し、トスコ・キーマックス・インターナショナル・シップ・マネジメントが管理している。
2021年の強風時には、巨大コンテナ船「エバーギブン」がスエズ運河を航行中に立ち往生。両方向の交通が6日にわたって停止し、世界の貿易を混乱させた。
昨年には、舵の技術的欠陥により運河で一時的に座礁していた石油タンカーをタグボートが再浮揚させ、3月には運河でコンテナ船が故障して軽微な遅れが生じていた。
ロイター