
ダマスカス: 国営メディアは、28日にシリアの首都ダマスカス郊外で行われたイスラエル軍のミサイル攻撃にシリア軍防空部隊が立ち向かい、死傷者は出なかったと発表した。
国営メディアは、シリア軍筋の話として、イスラエル占領下のゴラン高原方面からのミサイル攻撃が、特定していないいくつかの場所を狙ったと伝えた。
シリア軍情報筋は、「我々の防空部隊は侵略者のミサイルに立ち向かい、物的損失を被ったのみでいくつかのミサイルを撃墜した」と述べた。
ロイターは、この報道をすぐに確認することはできなかった。
イスラエルは、2011年に始まった内戦でイランがアサド大統領を支援するようになってから、イランが影響力を強めているシリアで、長年にわたりイランに関係するとされる標的への攻撃を行っている。
イスラエルの軍事専門家によれば、今回の攻撃は、シリアでのイランの勢力拡大を遅らせることを目的とした、これまで行われてきた低強度紛争のエスカレーションの一つであるという。
ヒズボラを含むイランと連携した戦闘員が現在、シリア東部、南部、北西部の広大な地域とダマスカス周辺の郊外のいくつかに勢力を持っている。
ロイター