
エルサレム:月曜日、イスラエル占領下のヨルダン川西岸で激しい衝突が起こった。イスラエル軍のヘリコプターと奇襲部隊が、パレスチナ人3人を殺害し、少なくとも29人を負傷させた、と現地の武装勢力や医療関係者が伝えた。死者の中には10代の者もいたという。
イスラエル軍は、ジェニン地区への攻撃はイスラエルを攻撃した疑いのあるパレスチナ人を拘束するためのものだと発表した。イスラエル軍は武装集団と交戦し、そのうちの数人を撃ったとした。
ロイターが入手した映像には、銃声が鳴り響く中、装甲兵員輸送車が爆発に包まれる様子が記録されている。また、別の映像では、イスラエルのヘリコプターがミサイルを発射している様子が映っているとみられる。
イスラエル軍は声明で、衝突の際にヘリコプターが射撃し、爆風が軍用車両1台に当たったことを認めた。軍用車両の爆発で5人の兵士が負傷したというメディアの報道については、直ちにはコメントしなかった。
パレスチナ保健省によると、死亡した3人の男性のうちひとりは15歳だった。この3人がパレスチナの武装集団に属していたかどうかについては、すぐには明らかにされなかった。
その武装集団の1つであるイスラム聖戦は、パレスチナ人に対する路上攻撃が相次ぐジェニン地区を含む、過去15ヶ月間にイスラエルの襲撃が強化されたヨルダン川西岸北部の地域での衝突に関与していると発表している。
ジェニン地区の目撃者によると、月曜日の襲撃で少なくとも1人のパレスチナ人が拘束されたという。
ロイター