エルサレム:イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区の都市ジェニンで武装勢力の司令部を月曜日未明に空爆したと発表した。現地住民の話では、空中からミサイルが発射され、少なくとも1人が死亡したという。
イスラエル軍の発表によれば、様々な武装勢力の戦闘員で構成される武装組織ジェニン旅団の司令部だった「共同作戦センター」を空爆した。
先月には、暴力行為が急増しているジェニン近郊で、イスラエル軍が2006年以来となるドローン攻撃を行い、武装勢力の男3人を殺害していた。月曜日の空爆にドローンも関与していたかどうかは明らかにしなかった。
パレスチナ保健省は、この攻撃で1人が死亡し、さらに1人が負傷したと発表した。
地元住民によれば、空中から発射されたミサイルが民家に命中し、残骸から煙が出ているという。
イスラエル軍は、標的は「高度な監視・偵察センター」であり、武器や爆発物の保管所、武装勢力の調整・通信拠点としても機能していたと述べた。
また、標的とされる航空写真を公開し、空爆した建物は2つの学校と医療センターの近くに位置していたことを示した。
イスラエル軍は、ハマスやイスラム聖戦などのパレスチナ系武装勢力が数百人の戦闘員を集める、ヨルダン川西岸地区北部のジェニンに定期的に攻撃を仕掛けている。
先月行われたドローン攻撃のわずか数日前には、イスラエル軍が武装勢力の容疑者2人を逮捕するべく部隊を送り込んだのに対し、武装勢力が爆発物を使用して抵抗したため、軍は武装ヘリコプターで地上にいる兵士や車両の撤退を支援していた。
ロイター