
イスタンブール:トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は金曜日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持する可能性を残した模様で、トルコは来週のNATO首脳会議で「どのような内容であれ、最良の決定を下す」と述べた。
エルドアン氏は、ロシアの侵略と米国主導の軍事ブロックであるNATOの拡大に焦点を当てた会談を行うためにウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を迎える数時間前にそうコメントした。
NATO加盟国のトルコはスウェーデンのNATO加盟に抵抗しており、スウェーデンはトルコの懸念に対処するために十分なことをしてきたと主張する米国とNATO本部を苛立たせている。
エルドアン氏は、スウェーデンに住むクルド人武装勢力とされる人々に対するスウェーデンの姿勢が甘いと認識しており、このことに関する長年の論争を理由に、スウェーデンのNATO加盟を阻止している。
エルドアン氏は金曜日、「テロリストが路上にいる国が…どうやってNATOに貢献できるのか」と改めて懸念を表明した。
しかし、スウェーデンの加盟にゴーサインを出す可能性を否定しなかった。エルドアン氏は月曜日に、NATO主催の会談でスウェーデンのウルフ・クリステション首相と話し合うことになっている。
「火曜日にリトアニアの首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、私たちはパートナーたちと(トルコの懸念について)話し合う。それがどのような内容であれ、最良の決定を下す」とエルドアン氏はテレビで語った。
AFP