
アブダビ:影響力のある日本の国際協力センターは、UAEの12カ月間の青年大使プログラム(YAP)を通じて、UAEの学生にアジア諸国での留学の機会を提供している。
これまでのYAPプログラムは、UAEを含む中国、韓国、ドイツを含む他の国々との間で行われてきた。今回はJICEとの協力のもと、日本との初のプログラムであり、参加者は日本の文化、歴史、言語についての知識を得ることができる。
YAPの修了生は、政府、産業界、学界のリーダーとなり、両国の互恵関係を促進する上で重要な役割を果たすことが期待されている。250人の応募者の中から21人が選ばれた。
昨年9月、在UAE日本大使館は若い首長国の学生を対象にYAPに関するオリエンテーションを開催し、学生たちは磯俣秋男駐UAE大使とも面会した。また、YAPのプログラム・マネージャーであるアラヌード・アル・カービ氏も同席した。
このオリエンテーションでは、参加者は裏千家アブダビ研究会と日本の伝統的な茶道ワークショップも体験した。
6月には、数名の首長国の学生が日本語の基礎コースに参加し、「梅雨」について学んだ。
このプログラムは、UAEと日本の外交関係樹立50周年を記念して開始された。
UAEは、社会や産業界で重要な役割を担う首長国の若者を育成するため、2012年にYAPを開始した。これまでに200人以上の学生がプログラムを修了している。