ドバイ: 日本の岸田文雄首相が来るアラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイドUAE大統領と会談する予定であることから、両国の結びつきが強まることが期待される。
サウジアラビアとカタールを含む岸田首相の湾岸諸国歴訪は、GCCと日本の様々な分野での協力関係強化にもつながる。アジア諸国は石油をGCCに依存している。UAEは5月、日本の総石油輸入量の43.4%にあたる約3,300万バレルを供給し、トップだった。
UAEと日本は、持続可能な経済成長を達成するために戦略的パートナーシップを発展させてきた。
6月には、シェイク・アブドゥラー・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーンUAE外務大臣が来日し、首相と会談した。6年ぶりの会談だった。
会談の中で岸田首相は、日本は両国の包括的戦略的パートナーシップ構想の下、UAEとの協力を強化したいと述べた。
シェイク・アブドゥラー外相は、UAEは法の支配を非常に重視しており、国連安全保障理事会での協力を含む様々な問題で日本と協力したいと述べた。
外相はまた、今回の訪問中に日本の林芳正外相とも会談し、国連憲章の原則、防衛における協力、ウクライナ、中東、東アジア、北朝鮮における様々な課題について意見交換した。
両国の戦略的パートナーシップについては、6月にアブドゥラー氏が日本の西村康稔経済産業大臣と会談した際にも話し合われた。
東京での会談では、投資と貿易分野における協力の機会について検討した。
また、UAEが今年ドバイ・エキスポシティでCOP28を開催する準備を進めていることを踏まえ、エネルギー分野での二国間協力や気候変動への取り組み方についても話し合われた。
シェイク・アブドゥラー外相はまた、日本で学ぶ首長国の学生数名と面会し、政府は引き続き彼らが学業で優秀な成績を収めるよう支援していくと述べた。
シェイク・アブドゥラー外相は学生たちに、彼らはUAEの大使であり、国の価値観、習慣、伝統を反映することが求められていると語った。
会議の一環として、戦略的関係やUAEの将来の経済計画やイニシアティブなど、さまざまなテーマについて4つのパネルディスカッションが行われた。
学生たちを前に講演を行ったのは、サイード・ムバラク・アル=ハジリ経済通商担当大臣補佐官、オムラン・シャラフ外務省先端科学技術担当大臣補佐官、マハ・バラカット保健担当外務大臣補佐官、シハーブ・アフマド・アル・ファヒーム駐日アラブ首長国連邦大使であった。学生たちは、学業を修了し、国の発展に貢献できるような支援を受けられることに感謝していると語った。