
リヤド:湾岸協力会議(GCC)のジャーセム・ムハンマド・アル・ブダイウィ事務総長は7月27日木曜日、ロシアとウクライナの危機を解決するための平和的な努力を支持すると述べた。
事務総長はまた、ロシアが7月17日に離脱した黒海穀物合意の延長の重要性を強調した。
2022年7月に国連とトルコが仲介した黒海穀物合意により、ウクライナ産穀物の安全な黒海輸出が過去1年間可能となっていた。
ロシアによる2022年2月のウクライナ侵攻によって悪化した世界的な食料危機を食い止めることを目的としたこの協定のもとで、ウクライナの穀物約3,300万トンが輸出された。
同事務総長は、リヤドでウクライナのアナトリー・ペトレンコ駐サウジアラビア大使と会談した際に発言を行った。
会談では、GCCとウクライナの関係についても話し合われた。
会談後、ペトレンコ大使は、「食料安全保障問題に関して、権威あるGCC組織の声に耳を傾ける」と述べた。
「私たちのパートナーシップは、食料を必要としている国々に確実に食料を供給する上で重要な役割を果たすでしょう」と同大使は付け加えた。