
カイロ:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、パレスチナ人を支援するというエジプトの揺るぎない姿勢を改めて表明した。
エルシーシ氏のこの発言は、エジプトを訪問中のパレスチナのマフムード・アッバース大統領との間で7月31日に行われた会談の中で出された。
エルシーシ氏とアッバース氏の会談は、7月30日にエジプトのエル・アラメインで行われたパレスチナ諸派の書記長会合に続くものだ。
エルシーシ氏は、様々な問題についての対話を促進し、パレスチナ統一政府の回復という目標に焦点を当てるため、エジプトがパレスチナ諸派会議を主催する意向を表明した。
エジプト大統領府のアハメド・ファーミ報道官は、今回の会談では「特に和平プロセスの復活など、パレスチナの大義に関連する多くの問題に関して立場や見解を調整する方法に焦点が当てられた」と明らかにした。
アッバース氏は、パレスチナ諸派会議は国際的、地域的、そして現場での重要な進展の中で行われると述べた。
さらに、「会議の開催は、パレスチナ諸派の和解を達成するための最良のアプローチについて議論し、意見を交換する機会となる」とも述べた。
また、会議は対話を完了するための重要なステップだと説明した。
アッバース氏は自身が議長を務めた会合の最終コミュニケでパレスチナ諸派に委員会の設置を呼びかけた。
そして、同委員会の使命は、分裂を終わらせ、パレスチナ国家統一の達成を目指して議論されたすべての問題の完了を監督することだ、と説明した。
さらに、「この委員会に対し、ただちにその使命の達成に着手し、得られた合意を私たちに示すよう求めます」とも述べた。