
テルアビブ:テルアビブや他の市では5日、反対論者が民主主義への脅威と見る極右政権による司法改革に反対して、数千人のイスラエル人がデモ行進を行った。
司法の改革パッケージが、極右および超正統派ユダヤ人政党を含むベンヤミン・ネタニヤフ首相の連立政権によって1月に公開されて以来、国は二分されイスラエル史上最大級の抗議活動の引き金となった。
デモ隊は毎週国中で抗議活動を行い、ネタニヤフ政権への圧力を維持している。
数千人のデモ隊は5日、商業の中枢テルアビブに集結したとイスラエルメディアが報じた。イスラエル国旗を振りながら「民主主義、民主主義」と連呼する者もいた。
政府は、この改革により政治家による裁判所へのさらなる権力がもたらされると見ており、選挙で選ばれなかった裁判官による行き過ぎた行為を抑制するために必要な手順であるとしている。
改革の反対論者は、さらなる政府の独裁化に繋がるのではないかと恐れている。
先月、一部の政府決定への司法審査を制限する、改革パッケージの最初の重要な要素が議会を通過した。
収賄容疑により裁判所で争っているネタニヤフ氏は、反対派と交渉するつもりだと述べていたが、前回の調停努力は失敗している。
いずれにせよ、法案は議会の夏季休暇が明ける10月までは前進しない。
AFP