
テヘラン:イランは25日、模擬の敵の無人機や戦闘機、ヘリコプターに対する 「電子戦」 能力をテストする演習を開始したと国営テレビが報じた。
イラン中部の大半が砂漠の地域で行われた訓練には、陸海空軍の部隊と防空部隊が訓練に参加したが参加したという。
国営テレビによると、演習では国産のレーダーや無人機、有人・無人戦闘機、超小型航空機などの軍事装備が使用された。
国営英語放送Press TVによると、軍調整担当副司令官のハビボラ・サヤリ提督は「軍は適切なインフラを備えており、今日の世界の脅威に対抗し、この繊細で複雑な分野で将来の脅威を予測するうえで好ましい結果を達成した」と述べた。
イランは、多くの武器の輸入を禁じる国際制裁や禁輸措置にさらされながら、大規模な国内兵器産業を発展させてきた。イラン政府は22日、従来型より航続距離と航続時間、積載可能重量が増加した「モハジェル10(MoHajjer-10)」という名の先進的な国産無人機の製造を発表した。
米国は、イランが昨年のウクライナ侵攻以来、ロシアに「モハジェル6 (MoHajjer-6)」無人機などの無人航空機を提供していると非難している。イランはこれを否定している。
西側の軍事アナリストたちは、イランは時々、兵器能力を誇張することがあると指摘する。
ロイター