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サウジアラビアは「パレスチナ・イスラエル間の対立激化の即時停止」を求める

ガザ地区から発射されたロケット弾により立ち上る煙。2023年10月7日、イスラエルのレホヴォト。(ロイター)
ガザ地区から発射されたロケット弾により立ち上る煙。2023年10月7日、イスラエルのレホヴォト。(ロイター)
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07 Oct 2023 09:10:11 GMT9
07 Oct 2023 09:10:11 GMT9

リヤド:ハマスの過激派が7日早朝、前例のない攻撃を行ったことを受け、サウジアラビアは「パレスチナ・イスラエル間の対立激化の即時停止」を求めた。

サウジアラビアの外務省は声明の中で、「パレスチナのいくつかの派閥とイスラエル占領軍との間に発生している、前例のない事態の進展を注意深く見守っている。この状況は、複数の戦線で高いレベルの暴力を引き起こしている」と述べた。

「我々は、占領継続の結果、事態が爆発する危険性について、繰り返し警告してきたことを想起している」と声明は述べた。また、国際社会に対し、二国家解決につながる信頼できる和平プロセスを活性化させるよう求めた。

また、オマーンは両当事者に対し、「最大限の自制を行使し、民間人を保護することの重要性を確認する」よう求めた。

オマーンの国営メディアは、「オマーンは、イスラエルによるパレスチナ領土の継続的な不法占拠と、深刻な影響をもたらすイスラエルの絶え間ない侵略が予兆していた、現在パレスチナとイスラエルの間で進行しているエスカレーションを、懸念をもって注視している」と伝えた。

エジプトは、ハマスによるイスラエルへのロケット攻撃を非難する声が広がる中、イスラエルとパレスチナ間の緊張激化による「重大な結果」を警告した。

エジプトの国営通信が7日に伝えた外務省の声明を通じて、同国は「最大限の自制を行使し、市民をさらなる危険にさらすことを避ける」よう呼びかけた。

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、「イスラエルとパレスチナに対し、自制して行動し、事態を悪化させる攻撃的な行為を控えるように」と呼びかけた。

カタールの外務省は声明を発表し、パレスチナの人々との暴力がエスカレートしている状況について、イスラエルのみに責任があると述べた。

カタールは双方に最大限の自制を求め、イスラエルが今回の事態を利用して、ガザのパレスチナ市民に対して不当な戦争を仕掛けることを阻止するよう国際社会に呼びかけると述べた。

「我々は、すべての当事者に対し、理性的に行動し、緊張を高めるような衝動的な行動をとらないよう求める」とエルドアン大統領は述べた。

ロシアもまた、イスラエルへの攻撃が発生した後、「自制」を求めた。

「我々は現在、すべての人と連絡を取っている。イスラエル人、パレスチナ人、アラブ人と」と、ミハイル・ボグダノフ外務次官はロシアの民間ニュース機関インタファクス通信に語り、「もちろん、我々は常に自制を求める」と付け加えた。

CNNが7日に報じたところによると、ホワイトハウスの国家安全保障会議報道官は、米国はパレスチナのイスラム主義組織ハマスによるイスラエル市民への攻撃を「明確に非難」し、イスラエルの政府と人々とともに断固として立ち向かうと述べた。

CNNは報道官の声明を引用し、ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障顧問がイスラエルのツァチ・ハネグビ国家安全保障顧問と協議を行い、今後も緊密に連絡を取り合うと報じた。

EUのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、「ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃」を「明白に」非難すると述べ、「最も卑劣な形のテロリズム」だと付け加えた。

一方、EUのジョセップ・ボレル外交政策担当委員長は「この恐ろしい暴力は直ちに止めなければならない。テロと暴力は何の解決にもならない。EUは、この困難な時期に、イスラエルとの連帯を表明する」と述べた。

また、オランダのマルク・ルッテ首相は次のように述べた。「イスラエルから、最悪の映像が届いている。テロ組織ハマスがイスラエルに前例のない攻撃を仕掛けている。イスラエルには自衛の権利がある。この暴力は停止しなければならない。イスラエルは自らを守るすべての権利を持っている」

「英国は、ハマスによるイスラエル市民への恐ろしい攻撃を明確に非難する。英国はイスラエルの自衛権を常に支持する」と、英国のジェームズ・クリバリー外相はソーシャルメディアに投稿した。

一方イタリアは、ガザからイスラエル領土に数百発のロケット弾が撃ち込まれた事態を受け、現在進行中の「残忍な攻撃」に対して「イスラエルの自衛権」を支持すると述べた。

イタリア政府は「罪のない市民に対するテロと暴力を、最も強い言葉で非難する」と述べ、「我々はイスラエルの自衛権を支持する」と付け加えた。

スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相代理は7日、ソーシャルメディアXで、ガザからイスラエルへの攻撃を非難した。

「我々は、ガザから行われたイスラエルに対する非常に深刻なテロ攻撃を強く非難する」

「この無差別な暴力に圧倒されている。我々の連帯はすべて、犠牲者とともにある」

ドイツのアナレーナ・ベアボック外相は、同国は「イスラエルに対するガザからのテロ攻撃を断固として非難する」と述べ、イスラエルは、「我々と全面的に連帯」すると共に「国際法で保障された、テロから自国を守る権利を有する」と述べた。

フランス外務省もまた、ガザ地区からイスラエルに向けて数百発のロケット弾が発射されたことを受け、「イスラエルとその住民に対する現在進行中のテロ攻撃を、可能な限り強い言葉で避難する」と述べた。

フランスは「イスラエル、およびこれらの攻撃の犠牲者との全面的な連帯を表明する。この連帯は、テロリズムに対する絶対的な拒絶とイスラエルの安全保障へのコミットメントを再確認するものである」と同省は付け加えた。

エマニュエル・マクロン仏大統領もソーシャルメディアへの投稿で攻撃を強く非難した。

一方、欧州議会のロベルタ・メッツォラ議長は次のように述べた。「我々はハマスによるイスラエルへの攻撃を非難する」

ステファニー・ハレット駐イスラエル臨時代理大使はソーシャルメディア上で次のように述べた。「私はテロ組織ハマスによるイスラエル市民への無差別ロケット攻撃を非難する。現在私はイスラエル政府高官と連絡を取り合っており、このようなテロ行為から自国を守るイスラエルの権利を全面的に支持している」

「イスラエル南部から発信されている、ガザから侵入したテロリストの手によって死傷した市民の映像に心を痛めている。米国はイスラエルとともにある」

ウクライナ外務省もまた、イスラエルに対する「進行中のテロ攻撃」を非難した。

「ウクライナは、エルサレムとテルアビブの民間人に対するロケット弾攻撃を含む、イスラエルに対する進行中のテロ攻撃を強く非難する」と同省はソーシャルメディアXで述べた。

 

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