
アンカラ: トルコとロシアは、シリアのイドリブ地方における戦闘を停止させ、民間人の大量流出を食い止めるための合意を成立させる1つの手段として、共同パトロールの可能性について議論した。あるトルコ当局者が木曜日、語った。トルコ政府がシリア政府軍を押し戻すための軍事行動も辞さないと脅してから1日後のことだ。
9年間に及ぶ紛争でそれぞれ敵対する陣営を支援しているトルコとロシアは、この2週間で2回目の協議を経ても合意に達することはできなかった。
シリア北西部にある反体制派の最後の砦の全滅に積極的なシリア政府は、NATO加盟国のトルコとシリア政府の間で、今までで最も厳しい対立を引き起こし、トルコ政府は数千人規模の部隊と重火器部隊を国境地域に派遣することを迫られた。
トルコは、戦争が始まって以降、約370万人のシリア難民を受け入れており、これ以上は国境で管理できないとし、国境は現在閉鎖されている。国連は、12月上旬以降、女性と子どもが大半を占める90万人以上が、イドリブの家から避難したとしている。
同トルコ当局者は、ロシアとの協議は「全く成果が出なかった」わけではないと語った。議論は前進したものの、最終決定には達しなかったと、この当局者は匿名を条件に語った。
「ロシアは、トルコのイドリブからの撤退と、監視所の明け渡しという立場を始めから維持してきた。イドリブからの撤退や監視所の明け渡しは、議題ではない」。
「様々な行動が議論されている。例えば、トルコとロシアの治安当局者を通じた治安確保や、共同パトロールの実施はあり得るかもしれない」と当局者は語り、トルコ政府とロシア政府の両方がそれぞれの大統領に「問題に終止符を打つ」ことを期待していると付け加えた。
ロイター通信