カサブランカ:モロッコで発生した地震による公式の死者数が2122人に増加した。負傷者数は2400人以上となっている。
同国内務省が発表した最新の数字では、マラケシュ南方の震源地アル・ホウズ州の死傷者が特に多く、死者が1293人となっている。その次に被害が大きかったタルーダント州では452人が死亡している。
数ヶ国のアラブ諸国がモロッコへの支援を申し出ている。サウジアラビアもその一国だ。
サルマン国王陛下とムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下による指示のもと、サウジの援助機関KSreliefはモロッコに救援物資を提供するための航空輸送便を迅速に設置した。
また、サウジ赤新月社との連携のもと、人道支援を提供するために捜索救助隊が派遣された。
UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領は、同国の他の指導者らと同じく哀悼の意を表明するとともに、地震被災者に緊急支援物資を提供するための人道航空回廊の設置を指示した。
カタール、クウェート、バーレーン、オマーン、アルジェリア、エジプト、ヨルダンも支援に動いている。アルジェリアは、モロッコに向かう人道航空便や医療航空便のために領空を開放することを申し出た。
イスラム協力機構のヒセイン・ブラヒーム・ターハ事務総長は声明の中で、地震の被害を受けたモロッコに対する同機構の全面的な支援を約束した。
*この記事の初出はアラブニュース・アン・フランセ。