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スーダンのブルハン将軍、ウガンダへ ハルツームでは戦闘が続く

スーダン国軍トップのアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍はウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領とカンパラで会談することになっており、二国間関係について話し合う予定だ。(ファイル/AFP)
スーダン国軍トップのアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍はウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領とカンパラで会談することになっており、二国間関係について話し合う予定だ。(ファイル/AFP)
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16 Sep 2023 07:09:04 GMT9
16 Sep 2023 07:09:04 GMT9
  • ハルツームの国軍本部周辺での衝突は2週間の休止を経て再燃した

ポートスーダン:スーダンの事実上の指導者であるアブドゥルファッターフ・アル・ブルハン将軍は16日、ウガンダ訪問に向けて出発した。スーダンを統治する主権評議会が発表した。ハルツームで戦闘が続く中、同将軍による再びの外遊だ。

ハルツームにおいてブルハン将軍率いる正規軍と、かつて同将軍の副官だったが敵対者に転じたモハメド・ハムダン・ダガロ将軍率いる準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の間の戦闘が勃発して以来、スーダンは戦争状態にある。

住民の話によると、ハルツームの国軍本部(ブルハン将軍は先月までここに立てこもっていた)周辺での衝突は2週間の小休止を経て再燃し、RSFが砲撃を浴びせた。

主権評議会の声明によると、ブルハン将軍はウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領とカンパラで会談することになっており、「二国間関係や共通の重要問題」について話し合う予定だという。

ブルハン将軍による外遊は、先月下旬に紛争開始以降初めて公の場に姿を現して以来、これが6回目となる。この間、エジプト、南スーダン、トルコなどを訪問した。

「武力紛争発生地・事件データプロジェクト」の控えめな推計によると、4月15日の紛争勃発以降、少なくとも7500人が死亡している。

また、国連の数字によると、500万人以上が避難民となり、そのうち100万人が国境を越えて他国に逃れた。

現地の目撃者がAFPに語ったところによると、ハルツーム中心部で戦闘の音が聞こえたという。ある住民は、RSFが国軍本部に向けて「重火器を発砲している」と証言した。

この紛争ではどちらの陣営も優位に立つことができていない。国軍が制空権を持つ一方、RSF戦闘員は住宅地に潜伏している。

目撃者によると、国軍がハルツームの一部の支配権を取り戻そうとする中で空爆の激しさが増しており、その結果として民間人の死者が増えているという。

長年独裁を行ったオマル・アル・バシール元大統領が2019年に失脚して以来、ブルハン将軍はスーダンの事実上の指導者となっている。同将軍はこの時、軍人と文民で構成され本格的な民政への移行を進めることを任務とする主権評議会の議長に就任した。

AFP

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